初代機に続いてFDを2ドライブ内蔵したPC-9801F2/M2などが発表された後の,V30CPUと2HDドライブを搭載したPC-9801VM2が発売されたあたりから,98の全盛期が始まりました。私が98を手に入れたのも,このPC-9801VM2です。結構な値段でしたが,このころの社会人で独身という立場をフル活用して,今度はキャッシュで購入できました(^^)。
FDが標準装備になったこの頃から,ROMに焼かれたBASICの代わりにFD上のOSを起動する使い方が普通になってきました。PC-98シリーズはベストセラーゆえ,いろいろなOSが選択できたのですが,ほとんどはMS-DOSを使用していたと思います。
この頃使ったソフトといって思い出すのは,やっぱりワープロ「一太郎」ですね。今でも立派に現役の一太郎ですが,手頃な値段で十分実用的なワープロとして,当時は今のMS-Wordなみに普及していたと思います。
一太郎のほかにはLotus1-2-3やMultiPlanといった表計算ソフト,当時はやっていたパソコン通信をするためのターミナルエミュレータなどをよく使っていました。個人的にはこの頃Microsoft のCコンパイラを,これも独身のメリットを活かして買ったりしていました。
そう,この頃から本当に実用的なソフトが入手できるようになって,パソコンがそれ自体を操作することが目的のホビーツールから,ソフトを使って実用的な作業をするための道具に変わっていったのだと,今振り返ってみて思います。使う側の関心も,それまでのハードウェア中心から徐々にソフトウェアに移っていきました。
それでもこの時代はまだPC-98というハードが重要だった(ほとんどのソフトがPC98以外では使用できなかった)のですが,この後Windows全盛時代になると,もはや機種やメーカは問題でなくなって,ハードは単なる「箱」という扱いになってきます。
